TELESCOPE
作品タイトル:「黒と白」 作者:富丸 風香 2020/394×288/アクリル・紙
開催期間:2020年 8月27日(木)~ 9月28日(月)
絵本の1ページのようにあたたかい絵、ラフなタッチから紡がれるストーリー、
軽快なリズムからあらわれるカラフルな図形、何度も描いた大好きなモチーフ。
にぎやかで、どこか懐かしさの漂う4作家の作品たちは、幼いころ、望遠鏡
(テレスコープ)を覗き込んだ時のワクワクした感覚を呼び起こしてくれます。
ノスタルジックな想いに、ふっと立ち止まれるような瞬間になりますように。
<出展アーティスト>
1995年生まれ 奈良県在住
2014年よりたんぽぽの家で活動を始める
「描いている今が楽しくて仕方がない」まわりが驚くほど、のめり込んで制作をしている。
愛用の画材「マジックペン」の質感もたまらない。画面全てを埋め尽くし、インクがつきるまで描き味を噛み締めることもある。好きなモノを好きなように好きな方法で描き出す。
そこから生まれた表現は独創的で刺激的だ。
「黄色いソフトクリーム 」2015年/顔料マーカー、紙/148×98
1960年生まれ 奈良県在住
2014年よりたんぽぽの家で活動を始める
「無心で描けるモチーフだからすき」そんな彼から生まれる様々な図形や線。丁寧に、しかし着実に進めていくリズムの中からは、家や信号機、神社、人、森などが現れ、彼の中にあるのであろう思い出の日々が垣間見える。
「お化け屋敷」
2019年/水彩、墨、和紙/300×295
1990年生まれ 奈良県在住
2009年よりたんぽぽの家で活動を始める
自由な発想と独自の感性で、様々な物や素材を「自分流」に染め上げていく。木材や筒を生き物に変身させたり、ユニークで不可思議な物語を雑誌や新聞の上に記したり、石膏像をハロウィン風の銅像にしてみたり。
暮らしの中の様々なものがユーモアの溢れる作品となる。
「ギロチンを、うける人 」2019年/ペン、折り紙、画用紙/258×175
1987年生まれ 奈良県在住
2006年よりたんぽぽの家で活動をはじめる
ほんわかとした雰囲気のなかに、情熱的なひたむきさをあわせもつ。数年かけて描かれる、とてつもない時を刻んだ作品には、花や木々など生き生きと芽吹いた植物が登場する。
一筆一筆大切に進んでいく絵筆は、植物がじっくりと成長していくかのようである。
「森の中にある小屋」
2019年/アクリル、キャンバス/220×273